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バングラデシュ取材レポート

 

◆渡航期間:2014年3月8日(土)~11日(火) 渡航者:木村孝之

 

日本の4割程度の国土に1億6千万人が暮らすバングラデシュ。アジア最貧国、洪水等の自然災害などネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれないが、中国に次ぐ世界第二位のアパレル製品の輸出国であり、堅調な経済成長を続けている。一人当たりGDPはUS$840にまで向上し、中間層や富裕層が拡大している。

 

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視察訪問先

バングラデシュ日本通運株式会社(NIPPON EXPRESS BANGLADESH LTD)

Plot#26, Lake Drive Road, Nikunja-1, Dhaka-1229, Bangladesh

Tel: +88 02 8900266

Golden Harvest Logistic社(親会社は冷凍食品加工メーカーの大手Golden Harvest社)との合弁。 運輸業は外資の出資比率は49%までと厳しく制限されているため、G社48%、シンガポール日本通運48%、残りの4%は法律事務所が保有する。独自のターミナル・倉庫等は不要で、インドからトラック輸送で入る完成品をダッカ空港内の共同上屋内で積み替え作業等を実施するほか、現地在住日本人を中心とした海外引越事業も手掛ける。 同社は2010年8月にダッカ駐在員事務所を設立、2012年4月に現地法人化を実施。 現地パートナー会社オーナーは高級外車を何台も保有するかなりの富裕層だそうだ。

 

視察訪問先

Dutch-Bangla Bank Limited, Uttara Branch

House#7, Road#7, Sector#4, Uttara, Dhaka-1230

Tel: 8953959

バングラデシュ国内に136の支店を展開する銀行。 同地では中国、韓国からの投資が目立つが、LGガス他インフラ関連での日本からの投資はとても歓迎している。 同国への進出を検討いただければ、銀行としても多様な進出支援が提供できる(Md. Fazlur Rahim, Vice President & Manager談)。 http://www.dutchbanglabank.com/index.html

 

視察訪問先

独立行政法人日本貿易振興機構 ダッカ事務所(JETRO Dhaka)

I-K Tower(3rd Floor), Plot # Cen, (A)-2, North Avenue, Gulshan-2, Dhaka-1212, Bangladesh

Tel: 880-2-881-8222/2

バングラデシュへのアプローチとしては、安価な労働力を背景とした製造拠点として、アジア有数の消費市場としての二通りが考えられる。 卸売・小売業については、参入を希望する外資に対する規制等は明文化されていないものが多いが、明文化されていないから良いかというと、そうではない。 商業登記所で会社設立証明書を取得しても、その後のBOI(バングラデシュ投資庁)での審査が厳しく、登録が困難となることがある。 口頭であれこれと言ってくる。 現地で雇用を生むか、付加価値を創出できるかという点が重視され、製造拠点をバングラデシュ国内に持たずに販売活動をする場合は、許認可の取得が困難になることが想定される。 2010年に100%外資でバングラデシュに進出したロート製薬(本社:大阪市)は、ベトナムで製造した製品を輸入して販売をしているが、BOIでの審査時にいずれ製造拠点を国内に設けることを条件付けられている。 日系進出企業数は、176社(2013年12月ジェトロ)。 ダッカ日本商工会(1972年発足/2013年7月現在、会員数58社/現会頭は、住友商事ダッカ事務所長)はジェトロが事務局を務める。 (その他省略。各種資料有)

 

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視察訪問先

Japan-Bangladesh Chamber of Commerce and Industry(JBCCI日本バングラデシュ商工会議所)

Flat#3-B, House#30 (3rd Floor), Road#18, Block#A, Banani, Dhaka-1213

Tel: 880-2-9840105

日本とバングラデシュ間の国際取引に関わる企業が加盟。 2013年5月現在の会員数、131社・団体。 ダッカ日本商工会と異なりあまり親睦を図る活動は少ないが、現地企業の加盟も多いためパートナー探しの参考になる。 Syed Sabbir Ahmed(MBA), Office Manager応対。

 

視察訪問先

独立行政法人国際協力機構(JICA)バングラデシュ事務所

Uday Tower, (7th Floor), 57&57A, Gulshan Avenue, Circle-1, Gulshan, Dhaka-1212, Bangladesh

Tel: +(880-2)989-1897

バングラデシュとJICAの長年にわたる良好な関係は、1973年のボランティア3名の派遣に遡り、現在まで多様なプロジェクトが進行している。 経済成長への支援として運輸・電力等のインフラ整備への協力を継続的に実施するとともに、民間セクターの活性化のための支援も行う。また、基礎教育、保健医療、農村開発、ガバナンス、災害対策等の分野における支援にも対応中。 2014年3月から新事務所長は、廿枝幹雄氏に交代した。

 

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視察訪問先

在バングラデシュ日本国大使館 付属ダッカ日本人学校

Plot No.9, Block-H, Pragati Sarani, Baridhara, Dhaka, Bangladesh

Tel: 880-2-8826080

幼稚園11名、小中学校23名の生徒が通うダッカ日本人学校。 日本のゼネストにあたるホルタルが沈静化し、日系企業の海外進出も増加傾向のため、次年度より14名増えて総生徒数は48名になる。 現在の校長、丸田豊通氏は3年の任期を終えて、近々帰国が決まっている。 校舎2階には「ダッカ日本人会(2013年4月30日現在、総勢498名+法人会員28社/名誉会長は在バングラデシュ日本国大使」」の事務局専用室がある。

 

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視察訪問先

College of Aviation Technology

House:14, Road:02, Sector:11, Uttara Model Town, Dhaka 1230, Bangladesh

Tel: 88-02-8991371

Prof. Dr. Sumon Sarkar氏がManaging Director(校長)を務める、2004年開校の航空技術エンジニア・パイロット養成学校。 現在はダッカ市内Uttara地区に2つの校舎を持ち、約400名の生徒が通う(内日本人留学生2名在籍)。 卒業生はNASAをはじめとルフトハンザ、エミレーツ、ガルフエアー等の大手航空会社に就職実績有。 学部コース&資格取得コース。 無料の英語訓練コース付き、寮完備(月額US$150)、入学試験無し(高校卒業証明書提出要)。 英国や米国の提携学校に2年間編入するコースも有(パイロットコースはダッカのみ)。 アジアや北米、欧州での旅客需要の増大により、今後20年で現在の規模に匹敵する50万人のパイロットが世界的に必要になると予測されている中、比較的安価な費用でライセンスが取得できる同地への留学は注目されそうだ。 http://www.catechedu.com/

 

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視察訪問先

BDトラベルホームズ LTD.(日通ペリカントラベルネット バングラデシュ店)
ホテルあじさい、日本食レストランながさきも同地で運営

House-1, Road-19, Sector-4, Uttara, Dhaka-1230

Tel: +88-0-1756096430

各種航空券、ホテル、送迎車両、日本語通訳・ガイド等の手配を請負う日系進出企業。 ダッカ国際空港から車で約5分に位置し、長崎出身のオーナーが家庭的な雰囲気のゲストハウスとしてホテル「あじさい」、日本食レストラン「ながさき」(テレビ東京「世界の秘境で大発見!日本食堂」で放映)も経営。 本格的な日本料理が楽しめるほか、店頭で日本食材や調味料も購入できる。 また、ダッカに法人を設立して長年生活しているためダッカの日系社会の各種情報が集まる場所でもあり、日本企業のバングラデシュ進出に関する各種相談にも親身に対応。 長期出張者や海外赴任者の長期滞在用宿泊施設も格安で提供しており、日本語を話すドクターも地便なため万一の体調不良等にも迅速に助言対応をしてくれるため安心だ。

(旅行関連手配サイト)http://www.pelican-travel.net/bangladesh/  
(ホテル・レストラン運営サイト)http://azisai.jimdo.com/ 

 

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一般的日本料理に加え、長崎出身オーナーならではのちゃんぽんやトルコライス(写真右中段)、昔懐かしいスパゲティナポリタンが楽しめる。

・バングラデシュのグラミン銀行創設者でマイクロクレジットの創始者でもあるムハマド・ユヌス氏(貧困層の経済的・社会的基盤の構築に対する貢献で2006年にノーベル平和賞を受賞)との親交もあるオーナー田中千鶴さん(写真右下段:左端がユヌス氏、中央が田中さん)。

 

 

<検品会社>
縫製業の盛んなバングラデシュには、株式会社カケンバングラデシュ検品センター、K2 LOGISTICS BANGLADESH LTD.等日系の検品会社が9社進出している。製造委託元によっては、自社検品で認める場合と、第三者の検品実施を義務付ける場合があるが専用の検品センターを保有する企業は少ないため、その場合は出張検品、構内検品で対応することになる。

 

<アンダーテーブル>
今回お会いした方々の多くがバングラデシュにおける悪い慣習の一つとして挙げている。 別名「クイックマネー」と呼ぶ方もいた。筆者が帰国のためにダッカ空港に到着した際も、空港職員と思われる制服を着用した数名から呼び止められ、頼みもしないのに出国カードを記入してくれた。 それはありがたいが、すぐに「チップが必要だ、お金が無い? タバコは持っているか?・・・」と求めてきた。 当然、小生は無視して先へ進んだが、バングラデシュでのビジネスの世界では、自己の目標を迅速に達成するための手段として、この悪習とはうまく付き合う必要があるだろう。

 

<その他、バングラデシュ一般情報に関する参考サイト>

・JETRO(日本貿易振興機構) http://www.jetro.go.jp/world/asia/bd/

・外務省 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/bangladesh/

 

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